【質問】

マツタケさん、こんばんは。

先日、法律事務所へ相談に行ったとき
「なぜ被害者請求したいの？」と言い返されました

あまりにもはっきり言われたので、少し戸惑っています。
お忙しいところ、申し訳ありませんが、
松竹様のアドバイスを頂けますでしょうか。

投稿者: ゆうき | 2009年09月13日 20:02

【回答】

ゆうきさん、マツタケです

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>先日、法律事務所へ相談に行ったとき
>「なぜ被害者請求したいの？」と言い返されました
>
>あまりにもはっきり言われたので、少し戸惑っています。
>お忙しいところ、申し訳ありませんが、
>松竹様のアドバイスを頂けますでしょうか。
>

被害者請求の理由はこうです

通常は、任意保険会社があらゆる支払いをしてくれますよね
（治療費など）
そういったことを同意してくださいという感じの書類があったと思います

これは、任意保険の部分、自賠責保険の部分両方を
『立て替えで』保険屋が支払うんですね

そして、その後に保険屋（任意保険会社）は
自賠責保険に対して『加害者請求』として請求を行います

本当は、被害者が自分で保険金を請求するのが
通常の流れです（被害者請求）

ところが、この面倒な手続きを
保険会社が代わりにやってくれます！

と、、、

一見便利で親切なサービスに見えますよね

しかし、しかし、
ここに落とし穴があるのです

まず一つは、

示談が成立しない限り
後遺障害部分の慰謝料などは一切支払われません

保険屋の方へ先にお金が行きます
お金を先に握られるということです

被害者請求であれば、示談をする前にお金が入ってきます
これで経済的に随分助かるはずです

保険会社は、兵糧攻めもやって来ます
それに対抗するためにも相手にお金を握られるというのは
まずいことなのです

次に、

後遺障害等級の申請の窓口が
任意保険会社となることです

これが何を意味するか？？
だいたい想像が付きますよね

保険会社は当然、後遺障害等級を『非該当』にしたいわけです

それでもかろうじて、
仮に１４級が認められたとします

でもその等級に不服があれば「異議申し立て」を行いますよね

そこで、ゆうきさんは任意保険会社に
「異議申し立て」をしてくださいと言います

ただ、そう言われて、
保険会社がまともに申し立てをしてくれると思いますか？

まず、そんな事はしません

「しておきました」「でもだめでした」
そう言われるのがオチでしょう

被害者請求であれば、最終的に等級を判断する
調査事務所（損害保険料率算出機構）は一緒ですが、
そのルートが変わります

ここでよく考えましょう！
どちらが有利に、
どちらが被害者主導になっているかということです

異議申し立ては

『日常生活や、仕事上でどれだけ満足に身体を動かせていないか』など
いろんな項目をちゃんと、
後遺障害が認められるように、書式で添付しないといけません

そんな手間ひまを、なるべく支払いを抑えようとしている保険屋が
やってくれるでしょうか。。。

それに、保険屋が間に入ると手続きの期間もかなり長くなります
本当に調査事務所（損害保険料率算出機構）へ行っているのだろかと
疑いたくなるぐらい遅いです

ちなみに、私達のときは保険屋は調査事務所（損害保険料率算出機構）へ
申請している言いながら、やっていませんでした！
（そんなもんですよ）

『被害者主導で慰謝料を請求するため！』

相手の土俵に上がらない！保険会社を自分の土俵にひっぱり出す！
これも被害者請求の理由ですね

頑張ってください！！

投稿者: マツタケ（サイト管理人） | 2009年09月02日 12:06