交通事故や自動車事故に関する本

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淀屋橋法律事務所

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発売日: 2005-12

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【交通事故・自動車事故に関するワンポイント用語集】

原動機付自転車(げんどうきつきじてんしゃ)とは、


日本において主にエンジンの総排気量が50cc以下の二輪車(一部の三輪車を含む)のことを指す。


名称

自転車に小型のエンジンを付けた乗り物が原動機付自転車の起こりである。日本でも第二次大戦後大いに流行し、既存の自転車にとりつけるエンジンキットも市販されていた。大手オートバイメーカであるホンダ等も、最初はこの種の製品を販売していた。これらのエンジン付き自転車(ペダル付きバイク)はモペットと呼ばれており、日本国内では衰退しているが、西欧の諸国では、いまだに製造販売されている。

一方、現在の原動機付自転車はむしろ、小型のオートバイないしはスクーターとしての側面が大きい。スズキ・チョイノリのような特殊な例を除き、現在の市販車両の多くは自転車が持つ軽快な機動性よりも、乗り心地、ホンダ・カブに典型的な積載性と経済性、スクーターに典型的な加速力や便利な機能(ヘルメット収納スペース、セルモータ、自動チョーク、自動変速等)を追求している。また、1980年代のバイクブーム時代は100km/h近くに達する最高速を誇る所謂「ゼロハンスポーツ」が鎬を削った。その一方で日本では道交法から制限速度は時速30kmとされ、自動二輪車に比べ制限速度の制約が大きく、二人乗り禁止、交差点で二段階右折が必要とされる場合があるなど、実用面における原動機付自転車は自転車とオートバイの中間的な位置付け若しくはオートバイとは異なる位置付けにされることがある。

このため、自転車の語を外した略称として原付(げんつき)という語がよく使われる。さらに自転車の俗称であるチャリンコを略したチャリと合わせて原チャリ(原チャ)の俗称も多く用いられる傾向がある(同様の派生語として購買層を近在への買い物用の主婦としたママチャリがあるが、一般的には前輪部分に買い物篭が付属した自転車を指すことが多い)。報道では「ミニバイク」と呼ばれることが多い。また、三輪のものは原付三輪(げんつきさんりん)やスリーターと呼ばれる。

原動機付自転車はいささか曖昧な用語であり、運用する法律によって定義が異なる。総排気量が50cc超125cc以下の二輪車も原動機付自転車と呼ぶ場合がある。50cc以下のものと区別する場合は前者を「原付一種」、後者を「原付二種」と呼ぶことがある(小型自動二輪車参照)。また、総排気量が50cc以下のミニカーは自動車に含まれる場合もある。


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2006年09月03日 10:17

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